2020.10.03
ビジョントレーニング・実践編
ビジョントレーニングは「視る力」を高めるトレーニング、
今回はその目的や方法をお伝えしていきたいと思います!
→「ビジョントレーニング」についてはコチラ
→「ビジョントレーニングで育つ力」についてはコチラ
―ビジョントレーニングの具体的な方法
1)眼球運動トレーニング
見たいものを目でとらえ、すばやくピントを合わせるためのトレーニンング。
追従性眼球運動のトレーニング
動くものや線などの対象物を目でゆっくり追うトレーニングです。
-効果
・文字を書き順通りにきれいに書ける
・手先が器用になる
跳躍性眼球運動のトレーニング
行の終わりから次の行の先頭へ視線を移すように、目をすばやく動かす練習です。
-効果
・文章をつかえずに読める
・万象を写すスピードがアップする
両眼のチームワークのトレーニング
右眼と左眼を真ん中に寄せたり、離したりして、素早く対象物に焦点を合わせる練習です。
-効果
・ものがはっきり見えるようになる
・眼が疲れにくくなる
2)視空間認知トレーニング
眼で見たものの形や色、距離感を正しく認識するためのトレーニング。
見本と同じ形を描いたり、パズルで再現したりといあった訓練をします。
-効果
・字や図形を正しく書(描)けるようになる
・記憶力がよくなる
3)眼と体のチームワークのトレーニング
ボールをキャッチするなど、目から入力情報に合わせて、思う通りに体を動かすトレーニング。
見本と同じように動かしたり、動く目標物にタッチしたりといった訓練をします。
-効果
・球技やダンスが上手になる
・手先が器用になる
「視る力」を高めるトレーニングには大きく分けて3つのトレーニングの種類があります。
これらのトレーニンングによって「眼で対象物をとらえる」「脳で認識する」「体を動かす」という一連の機能が高められるそうです。
以下、「メノコト365」で公開されている問題ワークシートを載せさせて頂きます。
一度チャレンジしてみてくださいね!
―参考文献
書籍:北出勝也, 発達が気になる子の学習・運動が楽しくなる ビジョントレーニング, ナツメ社,2015.
■プレジデント Family 2020年10月号