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日記 Diary

「鬼滅の刃」を考える

レッスン中に子供たちから「鬼滅の刃」の話題がでてきたのは、ここ一年くらいでしょうか。
「鬼が人を食べる!」このキーワードを聞いただけでぞっとしてしまいましたが、今やコロナも吹き飛ばす勢いの社会現象になりました。

始めはそんな恐ろしい話、なんでこんなに夢中になるのだろうと半信半疑でしたが、何事も食わず嫌いはいけないと、
先月放送された「鬼滅の刃」を勉強がてら鑑賞しました。

子供たちに教えてもらった情報を思い出しながら、録画までして(ちょっと復習もして)観てみると、じわじわと良さが伝わってきました。
こうなると「もっと鬼滅について知ってみたい!」となり、一人映画館のレイトショーへ足を運びました。

「あれは絶対泣く!」と聞きすぎたせいか、残念ながら私は泣けませんでしたが、翌日は体が筋肉痛のような感じに。。
よほど力を入れて鑑賞していたのでしょう。。笑

私は鬼滅初心者なので分かったようなことは言えませんが、ストーリーを通して「善と悪」について考えさせられました。
鬼(悪)をただ悪者として描くだけでなく、そこに至ってしまった物語がそれぞれあるんだよという部分を織り交ぜてあることで、
誰しも共感できる部分や学ぶことがあるように感じました。

そういえば私はこれまでも生徒さんたちから、今のトレンドやこれから流行りそうなものを教えてもらってきました。
例えば「ボカロ(ボーカロイド)」、初めて聞いたときはあの独特の疾走感に圧倒され呆然としました。(のちにその魅力を理解する)

あとは「防弾少年団(BTS)」、その独特なネーミングから「そりゃないよ!」と笑って聞いていましたが、K-POPをよく研究していたその生徒さんは、
駆け出しの彼らを熱烈に押していて、絶対来る!!!と熱弁していました。いまや彼らはビルボードチャートで1位、2位を独占するアーティストに。

そう考えると、「ボカロ」しかり、「K-POP」しかり、そして「鬼滅の刃」も、子供たちを夢中にさせるものには必ず何かあるということ。
そこには普段の会話だけでは見えてこない大切なメッセージが隠されているのかもしれません。

「相手を知ること」、これがよいレッスンの第一条件なのだと思います。その子が好きな食べ物や、音楽、洋服や色の好みまで。。
なんでも聞いたり、コミュニケーションを取りながら音楽を通して「たのしい時間」を過ごす。
いつでもどんな些細なことでも「生徒さんの言葉に耳を傾けること」、指導者としての初心を忘れないようにしたいです。

さて映画「鬼滅の刃」の鑑賞前に、さらに予習をしようと主題歌である「炎」/ LiSA をぷりんと楽譜でダウンロードして弾いてみました。
小一時間、いや30分くらいの練習途中のものですが、動画にアップいたしました。
原曲を知らないで練習してしまったので手こずっている様子をご覧ください。やはりエンドロールでこの曲が流れると感動してしまいました。


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